創刊号

お待たせしました!月刊ロビンソン小屋がついに創刊しました。
ホントに月刊で発行できるかどうかわかりませんが、まずは創刊号をお楽しみください。

特集
魅惑のカナディアンカヌー!

ロビンソン小屋は、西表では数少ないカナディアンカヌーを扱うお店です。カヤックと比べると、重いし遅いし値段も高いし、
メンテナンスも大変です。しかし、カナディアンにこだわるのは、性能やコストを追求したものより、
より原形に近い自然な乗り物でこそ体感できる、自然との一体感を楽しんで頂きたいからです。
川を上って狩りに行き、獲物を積んで帰る、川で釣りをして魚を積んで帰る。
カナディアンカヌーは大自然の営みの中で育まれた乗り物です。

あなたのお仕事では、どんな道具を使っていますか?
事務の方なら、パソコンやコピー機。大工さんならノコギリやカナヅチなどなど
職業それぞれ色々な、あるいは特殊な道具を使っていると思います。
さて、私は仕事でカナディアンカヌーを使っているので、この道具(乗り物)のお話をしましょう。
カヌーの種類は近年すごい勢いで増えてきました。
高性能、軽量、低価格のカヌー、カヤックがたくさんあります。
いちいち説明してもきりが無いので、カナディアンカヌーについてお話しましょう。

カナディアンカヌーの魅力

ガイドスタッフ 高市 澄人

カナディアンカヌーは、ひとくちで言うと小舟です。前後対称形の非常にシンプルな構造をしています。
パドル(かい)で水を漕ぎ進むので、動力は人力です。速度は静水無風で、歩くよりもやや速いぐらいです。
カヤックなどと比べると、向かい風に弱い、スピードが遅いなど、
走行性能はやや劣りますが、積載能力は抜群で、200kg以上積めるカヌーもあります。
これはもともとカナディアンカヌーが狩猟に使われていたためで、
数日分の生活物資を積み、帰りには獲物を積んで帰るための構造です。
また、座席も腰に負担がかかりにくいチェアータイプで、ゆったりと座れ、
川で釣りをするには最適です。

前後に一人ずつ座り、左右別々にパドルを出し、水を掻きます。
それゆえ、二人の呼吸が合わなければカヌーはグルグル回りだします。
がむしゃらに漕いでも、真っすぐには進みません。ゆっくりでもいいから、真っすぐを心がけて漕ぎましょう。
ジグザグに進むと距離も体力もロスが多くなります。
体力、気力も省エネを心がけると、楽しく遊べます。

それからよく「カヌーは転覆しませんか?」という質問を受けるのですが、
もちろん、ひっくり返ります。乗り方が悪いと見事にひっくり返ります。
どういう人がひっくり返りやすいかと言うと、体の大きな男性が多いです。
女性で’沈’された方はほとんどいません。
女性は体重も軽く体が柔らかいので、カナディアンカヌーに向いているのでしょう。
出発前に、漕ぎ方、乗り方、降り方の説明をしていますので、それに従っていただければ、
相当な大波が来てもひっくり返りません。
また、私と一緒に乗った方で’沈’した人は一人もいませんので、ご安心を。

イメージしてください。
ジャングルの中を流れる川を、カヌーでゆったりと漕ぎ進んで行く。
その時、あなたが乗っているカヌーはどんなカヌーですか?
カナディアンカヌーは、のんびりと時間と空間を楽しみたい方、
遊び心を大事にされる方には、とても楽しい乗り物です。

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次号の特集は
西表ミステリーツアー です
お楽しみに!!

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