みなさん、こんにちは。ロビンソン小屋ガイドスタッフ 高市澄人です。
西表に住み着いて、もう十年が過ぎました。
その間、毎日、西表の海、山、川を見続けてまいりました。
でも今日に至っても、西表の自然や動植物に驚きや感動を覚えます。
お客さんをいろいろな場所に御案内するのは、
私にとっても、驚きや感動に遭遇できる至福の時間です。
今回は、そうしてガイドをしながら撮り貯めた写真を御紹介いたします。

ロビンソン小屋トピックス
カヌーガイド 高市澄人写真展
サキシマハブ

ピンクがかった個体。普通は、土色なのですが、まれに色素の薄い個体がいます。
分類は、サキシマハブで亜種ではありません。アルビノでしょうか?
爬虫類ギライの方もいらっしゃるでしょうが、見ようによっては美しいではありませんか!
なにか小動物を飲んでいるみたいで、お腹がはちきれんばかりに膨らんでいます。
鱗と鱗の間隔が広いでしょう。
ヤエヤマコキクガシラコウモリ

非常に珍しいコウモリです。天然記念物です。イリオモテヤマネコばかりクローズアップされてますが、
西表には、もっと奇妙で愉快な生き物がうじゃうじゃおります。
右は洞窟内を飛ぶ様子。ヤエヤマコキクガシラコウモリが洞窟内を飛んでるところを偶然撮影できました。
狙っても撮れない奇跡の一枚です。だって洞窟の中は真っ暗なんですから!
セマルハコガメ

毎度おなじみセマル君。見たいとおっしゃるかた多いのですが、なかなかそんなときには、現れません。
一日に3回も4回も見ることもあるんですがねぇ。
井戸

上原地区のロビンソン小屋の隣にある今は使われていない井戸です。
その昔は、集落の人々にとってかくべからざる水源でした。
ちゃんと赤がわらの屋根がついてます。いまだに拝みされてます。いつまでも残しておきたいですね。
ベニモンアゲハ

タイミングよく撮影に成功。星砂の浜で撮りました。
ヤエヤマヒメウツギ

正岡子規の俳句や源氏物語にもウツギは出てまいります。
漢字でかくと空木あるいは卯の花。幹がストローのように中空になっております。
蕾から開花、落花まですべて美しい花です。
ジャングルの緑をバックになんとも艶やかにそれでいて清楚に咲き。美しく散ってゆきます。
桜の妖しさに対し、純白の気高さを感じさせる、日本人好みの花です。
ヤエヤマヒメウツギは、絶滅危惧種であります。
観光客の皆様は、ほとんどこの花に感心をしめしません。
たぶん蕾から落花までを連続して御覧になれないからでしょう。
リュウキュウアカショウビン

我が家の隣のデンサー広場に毎年飛来してきます。渡り鳥です。
朝は、チャンスなので声が聞こえたらガバっと起き上がり、カメラかついで撮影にゆきますが、
ほとんどピンボケがひどいとか、何にも写ってないとかでやっぱり鳥は、難しいです。
チャオニテングダケ

毒キノコです。「私は毒があります!」といわんばかりの
不気味でアニメチックなキノコですが、
図鑑では、食毒不明となっております。
ただし近種に猛毒のテングダケありと書いてありました。
雨の後一気ににょきにょき生えて二、三日で消えます。
西表のキノコは、まだまだわかってないものが多いそうです。
チャタマゴダケ

図鑑では、見ていたのですが、
実際見つけたときは、やったあ!と躍り上がりました。
タマゴダケの近縁種です。
サキシマスジオ

日本最大級の蛇。とにかく長い。カンムリワシの餌になることもあり。
しかしいざとなったら物凄い速さで動きます。
マサキルリモントンボ

アカショウビンを撮影に山にはいったのですが、目の前にアカショウビンが居たのに気付かず、
逃げられてしまいました。その直後撮影。
クマノミ

やたらめったら撮りまくったなかの一枚。他は全滅。魚も撮影は難しい!
トクサラン

野生ランです。全体的にでっかくて派手なランです。
キシノウエトカゲ

約40センチくらいでしょうか。まるまると太っています。この個体はメスです。
陽だまりで日向ぼっこしてました。天然記念物日本最大のトカゲ。
ほっぺたの薄紅とハニカムなボディースーツがなかな御洒落です。
リュウキュウツチトリモチ

寄生植物です。最初は、キノコかと思いました。
アオスジアゲハとミカドアゲハ

まるで会話してるようにみませんか?実は、吸水してます。
水に含まれるナトリウムを摂取するためです。だからお尻から水をだしてます。
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いかがでしたでしょう?
まだまだ写真に遺したいものはたくさんあるのですが、
なかなかシャッターチャンスが巡ってきません。
いつかきっと、みなさんに御紹介したいと思います。
では、今度は実物を見に、西表にお越しください。

ロビンソン小屋 ガイドスタッフ 高市澄人
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